いまさら聞けない生成AI講座 【Google編】第2回
今回は、Googleの生成AIサービスでも革命的と呼ばれている画像生成「Nano Banana Pro(ナノバナナプロ)」について取り上げます。
まず、Nano Banana Proの機能で作成した画像をご覧ください。(図01)

これは、Geminiのチャットで「ビルメンテナンス業務のジャンルを網羅して一覧にしたイラストを描いて」と指示しただけで出力された画像です。
Googleの画像生成について、「Nano Banana(ナノバナナ)」が2025年8月に、同年12月に「Nano Banana Pro」が登場しました。図01と同じプロンプトでNano Bananaで作った画像が(図02)です。

わずか3ヶ月で飛躍的にNano Banana Proへクオリティが向上したことが逆にわかる例でしょう。
1.Nano Banana Proの使い方
クオリティの高いNano Banana Proで画像生成させたい場合は、Geminiのチャットで「ツール」のメニューから「画像を作成」を選び(図03)、右側のモード選択で「思考モード」か「Pro」モードを使って指示を出します(図04)。高速モードでは旧Nano Bananaで画像が作成されました(筆者環境)。無料プランでは枚数制限があると言われていますので、活用シーンを厳選しましょう。


2.活用アイディアとプロンプト
さて、このNano Banana Proを仕事でどのように使えるかをGeminiに訊いてイラスト化してもらいました。(図05)

6つのジャンルごとに活用例を順番に取り挙げていきます。
Nano Banana Proに効果的な指示についても、Geminiに「〇〇の画像をつくるためのプロンプトを教えて」と訊けば応えてくれます。
以下、この要領でGeminiから引き出したプロンプトを使った画像生成例です。
2-1.プレゼン・提案資料
プロンプト例:「成長と未来」をテーマにした抽象的なビル群の3Dビジュアライゼーション。青と白の光るラインが右肩上がりに上昇していくグラフのデザイン。背景はクリーンでミニマル。左側にタイトルを入れるための大きな余白を空ける。高解像度、プロフェッショナルなライティング。(図06)

2-2.マーケティング・広告
プロンプト例:新卒募集の広告用に、[桜が満開の明るい公園]で、[新しいスーツを着たフレッシュな若い男女]が笑顔でジャンプしている。背景は春の青空で、キラキラとした光のエフェクト。写真のようにリアルで、希望に満ちた雰囲気。画像の左上または上部に、テキストを入れるための広い青空の余白を空ける。(図07)

2-3. 商品企画・デザインアイディア出し
プロンプト例:環境に配慮したキッチンシンク用洗浄剤のボトルデザイン。すりガラス製のシンプルなグリーンの円柱形ボトル。ラベルは貼らず、白い文字でブランドロゴと成分表示が直接印刷できるミニマルなデザイン。背景は、観葉植物の影が落ちる白くクリーンな業務用キッチン。(図08)

2-4. Web・メディア用
プロンプト例:Webサイトのトップページ用の横長バナー画像。「未来を創るビルメンテナンステクノロジー」をテーマにした抽象的な3Dビジュアライゼーション。青と白の光るデータの流れが、地球や都市の形を形成しながら上昇していく。クリーンで洗練された、SF映画のような雰囲気。高解像度。画面の左側は光の粒子が少ない暗めの背景にし、白いキャッチコピーを乗せるための広い余白を空ける。(図09)

2-5. 営業・顧客コミュニケーション
プロンプト例:タブレット表示用の縦長(ポートレート構図)の写真。自然光がたっぷり入るモダンで明るいオフィスロビーにて。[信頼できそうな笑顔の30代の日本人の営業担当者(男女)]が、顧客としっかりと握手を交わしている瞬間。背景には観葉植物や洗練されたインテリア。”人物は画面の下半分に配置し、上半分は明るい背景をぼかして、社名を入れるための広い余白を空ける。”清潔感、プロフェッショナル。(図10)

2-6. 広報・社内コミュニケーション用
プロンプト例:社内報の背景画像。「楽しい社員旅行の思い出」をテーマにした、手作りのスクラップブック風のデザイン。コルクボードの背景に、カラフルなマスキングテープ、旅行カバン、カメラ、飛行機、切手のイラストが散りばめられている。全体的に温かみがあり、賑やかでポップな雰囲気。写真を貼り付けるための空白のスペース(ポラロイド風の枠など)がいくつも空いている構図。手描きの質感。(図11)

2-7. 応用例
Nano Banana Proでは、画像をアップロードして合成したイラストを描かせることもできます。
以下、私のプロフィール用画像を合成した例ですが、テープカットをしている動きに合わせて変化させているのがわかります。
プロンプト例:この人物画像を社長として合成して、「新社屋移転記念式典」「2026年3月30日(月) 13:00」の文字を入れて、オープニングセレモニー用の案内用画像を作成して。(図12)

3.気を付けるべき点
Nano Banana Proでは様々な画像を生成させることができますが、注意点もあります。
実在の人物でディープフェイクを作る行為、特定のアニメキャラクターや現代のアーティストの画風を再現して著作権に触れる行為、 暴力的な表現や性的な表現・差別助長などの不適切なコンテンツづくりなどは制限されます。
いかがでしたでしょうか。
Nano Banana Proの初歩的な活用方法だけでもこれだけのバリエーションが見られました。
※この記事には生成AIで生成された内容が含まれます。
◆◇◆
【Google編】
■第1回:Googleの生成AI「Gemini」の使い方
【Copilot編】
■第4回:Excel(エクセル)での使い方
■第3回:PowerPoint(パワーポイント)での使い方
■第2回:Word(ワード)での使い方
■第1回:誰でも無料で使えるCopilot解説
【応用編】
■第6回:「GPT-5」と「あらゆる学びをサポート(学習モード)」について
■第5回:chatGPT新機能「エージェントモード」について
■第4回:動画生成「Sora(ソラ)」について
■第3回:「GPTs機能のご紹介(後編)」
■第2回:「GPTs機能のご紹介(前編)」
■第1回:「Canvas 機能について」
【基礎編】
■第6回:「ChatGPT以外の生成AIツール」
■第5回:「ブルーオーシャンも見つかる”攻め”の使い方」
■第4回:「経費節約」につながる使い方
■第3回:「ChatGPTに質問する」、「ChatGPTの各種機能・画面解説」
■第2回:「ビジュアル機能」と「ビジネス活用での注意点」
■第1回:生成AIのChatGPTって何?
杉山 貴思(すぎやま たかし)

【現職】G-word(グッドワード)代表
【肩書】次世代人工知能学会副会長/ソブリンAIプロデューサー/ビジネスコンサルタント
ChatGPT 等の生成AIを中心にテーマとして全国で登壇活動をこなす。衆議院会館や国連大学、早稲田大学、学習院大学、山形大学等で登壇し、生成AIのデモンストレーションが参加者から好評。国内初の(一社)日本情報技術協会認定AIプロデューサーで企業・組織のイノベーションを指導する実力者。複数の大学教授らとのAI研究に参加。ECコンサルタントとしても多数の実績がある。小冊子やハンドブック、雑誌コラムなど執筆もこなす。YouTubeに最新のビジネス情報を公開し、大学関係者や企業家等から好評を得ている。
【Webサイト】
https://www.g-word.jp/
https://ameblo.jp/g-word
