事例に学ぶ健康安全クリニック CASE57 視力機能低下に配慮した職場環境の改善を! 作業者は自分の身体を良く知ろう

2022/8/31 15:00 更新

    クリーンクルーのA子さん(68歳)。集めたゴミを地下のステーションに持ち込もうとドアを開けたところ照明がついていなかった。慣れた場所だからとそのまま進んだところ、足元にはみ出していた段ボールに躓き、転んでしまった。

事例のような事故は毎年多くの現場で発生しています。転倒に至った直接の原因は、ゴミステーション内の整理整頓ができていなく足元の段ボールに躓いたことですが、部屋の暗さも一因です。特に、明るいところから暗い場所に入った場合、人間の目はその暗さに慣れるまで少し時間がかかります。人によって多少の差はありますが、年齢が高くなるにつれその機能が少しずつ低下していきます。

加齢による機能の低下は、下図のように視力、聴力、記憶力、学習能力、運動調整力が特に顕著になっています。なかでも視力は安全作業に大きな影響がありますから、自分の視力、視覚機能の低下についてしっかりと認識する必要があります。

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