ビルクリーニング特定技能2号合格者インタビュー FILE 6
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これまで5回にわたりお届けしてきたビルクリーニング特定技能2号合格者インタビュー。今回は、2026年3月実施の試験に初回受験で合格された、三峯産業株式会社に所属するトゥオンさんにお話を伺いました。
日々の業務への取り組みや勉強への向き合い方、そして企業からの期待についてお聞きしました。特定技能2号評価試験の合格を目指す方や、外国人材の育成に取り組む企業の皆さまにとって参考となる内容です。ぜひ最後までご覧ください。

お名前 トゥオンさん
出身国 ベトナム
年齢 25歳
経歴 2020年に来日し、技能実習生として三峯産業株式会社に入社。2023年に特定技能1号へ移行。2025年に社員となり、2026年には特定技能2号評価試験に初回受験で合格。現在は清掃業務に加え、ベトナム人材の採用にも携わっている。
●企業担当者
三峯産業株式会社
代表取締役社長 大石 喜央 さん
管理営業部課長 鈴木 啓用 さん
人事総務部 青栁 希 さん
―――日本とビルクリーニングの仕事を選んだ理由を教えてください。
トゥオンさん 友人から「日本は良い国だ」と聞いていたことがきっかけです。
ビルクリーニングを選んだのは、子どもの頃に親の掃除の手伝いで、きれいにすることにやりがいを感じていたからです。
―――日本での職歴を教えてください。
トゥオンさん ベトナムの高校を卒業して、2020年3月に日本に来ました。そして、2023年3月に特定技能1号になりました。
鈴木さん ちょうどコロナ渦になる直前の採用でした。当社の1期生として、ベトナム人を4人採用したのですが、その中の一人です。
―――現場責任者の実務はいつ頃からですか?
鈴木さん 来日した年の12月には、独学で日本語検定N2に合格するほど日本語が優秀だったため、特定技能1号になった2023年3月から実務経験を積ませてきました。その後、2024年9月から責任者として仕事を任せました。
―――どのようなお仕事を任せたのでしょう?
鈴木さん ベテラン社員と一緒に働きながら日本語や業務を学んでもらいました。お客様とのやり取りや日報作成も任せ、実践を通じて経験を積んでもらいました。私たちが何もかも教えるのではなく、環境づくりを意識していました。
―――現場責任者になろうと思ったきっかけはなんですか?
トゥオンさん 特定技能1号では5年間しか日本にいられません。長く日本で働きたいのでインターネットで調べたところ、2023年から特定技能2号試験が始まることを知りました。鈴木さんにも相談し、会社も応援してくれました。
―――ご自身で調べたんですね!?
トゥオンさん はい(笑)。
―――現場責任者の実務で苦労したエピソードはありますか?
トゥオンさん 初めて責任者として担当した現場で問題が起きた時、お客様対応に苦労しました。その際は「大変申し訳ございませんでした」と日本語で丁寧にお詫びしました。
現場責任者として様々な物件を担当した後、現在は管理営業部業務第二課の社員として業務に励んでいるトゥオンさん。欠員対応や日本人スタッフの教育のみならず外国人材にも携わり、寮ではリーダー的な存在として活躍しています。
―――採用活動にも関わっているとのことですが…?
大石社長 弊社にはベトナムとの合弁会社があり、そこで採用・教育を行っています。これから7期生の募集(注:取材時)をしますが、6期生の採用から弊社の青柳とともにトゥオンさんにも面談に同席してもらっています。現場を知っているトゥオンさんにも日本で働ける外国人材を採用できるか判断してもらいます。常に、ベトナムと日本の懸け橋になってほしいと伝えているので、採用の仕事もお願いしています。
―――面接を受ける方にとっても会社への理解が深まりますね!
トゥオンさん 仕事の質問が来たり、勤務時間や電車の質問も来ます。そういった質問にも答えています。

―――特定技能2号評価試験の勉強を始めたのはいつ頃ですか?
トゥオンさん 2024年5月頃からです。
―――どのような勉強をしていましたか?
トゥオンさん 日本語は読めますが書くのが苦手です。2号試験は記述ができないと点が取れないので、漢字で書くことを勉強しました。ビルクリーニングの1級テキストも使いました。分からない用語はインターネットで調べたり、日本人の同僚に質問しました。
―――ビルクリーニングの1級テキストは1日に何時間くらい勉強していましたか?
トゥオンさん 毎日2時間くらいです。お昼の1時間休憩の時にも勉強していました。お昼の時に周りの人にテキストの内容を質問していました。テキストだけでは分からなかったです。経験を積んだことが成果になりました。
鈴木さん トゥオンさんには、毎週定期清掃もお願いしているので、ポリッシャーなども使いこなせます。テキストは難しいですが、実践でイメージできたことも大きいです。
―――日本語はどうやって勉強しましたか?
トゥオンさん 分からない用語は自分で調べました。いつも日本人スタッフと会話しています。そこでも学びました。
―――当日の試験の難易度、手ごたえはどのくらいでしたか?
トゥオンさん 試験を受けるまでは、勉強していても難しいと分かっていたので時間をかけないと、不合格になると思っていました。試験中は自信を持って解くことができました。
―――合格へのモチベーションを維持し、合格した秘訣を教えてください!
トゥオンさん 会社からの応援と期待を感じ、頑張ろうと思いました。
大石社長 トゥオンさんのノートを見せてもらったことがあります。一生懸命勉強している様子が見て取れ、「こんなに勉強しているのか」と思い、応援したいという気持ちになるばかりでした。
社長からトゥオンさんへ「社員として、そして特定技能2号として頑張ってほしい」と伝えた後から、日々の業務や勉強により一層励むようになったとのこと。インタビューの最後に、そんなトゥオンさんの今後について聞いてみました。
―――今後のキャリアプランや目標について教えてください。
トゥオンさん 目標は会社に貢献して、後輩たちに教えられる人間になることです。日本にも長くいたいです。
―――ビルクリーニング1級の資格もありますが…?
トゥオンさん 勉強しています!
―――これから合格を目指す方にメッセージをお願いします!
トゥオンさん 大切なのは、分からない用語は日本人に聞くことです。最低でも毎日2時間勉強が必要です。仕事と勉強のバランスを意識することも大切です。
鈴木さん 日常清掃・定期清掃の実践を経験することも大切です。テキストの文字を追うだけでなく、実務経験がないと合格は難しいと思います。勉強は本人がするしかないですが、本人のためになる環境を用意することも会社として必要だと考えています。
―――本日はありがとうございました!
●編集後記
日々、業務や勉強を一生懸命行い、周りの応援もモチベーションに見事合格されたトゥオンさん。インタビューを通じ、本人のひたむきに努力する姿勢が伝わりました。「日本とベトナムの架け橋」としてこれからも頑張ってください!合格おめでとうございます!!

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