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活動報告
大阪・関西万博でビルメンが活躍(大阪) 第2弾

2025/09/17 09:30

大阪

大阪・関西万博

4月13日から大阪・夢洲で開催中の大阪・関西万博には、国内外から多くの来場者が詰めかけ、大変な盛り上がりを見せています。

今回は会場内で活躍するビルメンの姿をご紹介します。

会場には多くのゴミ箱が設置されており、そばには分別を指導するスタッフの姿も見られました。海外からの来場者も多い大阪・関西万博では、こうしたサポートはとても重要な役割を果たしています。
分別されたゴミは、敷地内に10カ所以上ある収集ポイントまで運ばれ、重さを測って管理されています。
また、暑い日が続く中、スタッフの熱中症対策も欠かせません。ファン付きのウエアや帽子は必需品で、万全の注意を払いながら業務が行われていました。
さらに、業務中には来場者から「パビリオンの場所」だけでなく、「おいしいアイスクリームはどこで買える?」「ビールが飲める場所は?」といった質問を受けることも。そうした声に応えられるように、スタッフはアイスクリームやビールの販売場所をまとめたマップを用意し、丁寧に対応していました。

設備管理業務では、8月末時点で約2,200件の対応オーダーがありました。これらは複数の会社から成るチームで対応しており、情報共有のための管理ソフトが活用されていました。
オーダーは、まず電話で受付けた内容を新規案件として登録。現場を確認した担当者が、状況や必要な対応についてさらに詳細な情報を入力します。その後、対応方針が決定されると、対応内容や期日などの情報もソフト上に記録され、進捗が一元管理される仕組みです。これにより、対応が完了するまでの流れを全員で追えるようになっていました。
ご担当者によると、4月の万博開幕当初は予想外のトラブルが多く、対応には大変苦労されたそうです。特に話題となった「2億円のトイレ」では、想定を大きく上回る利用があり、開始直後は不具合も発生していました。
こうした経験を踏まえ、トラブルを未然に防ぐための対策も講じられました。たとえば、設備にセンサーを取り付けて状態を常時監視し、AIがそのデータを読み取って異常を検知すると、自動的にアラートが鳴る仕組みを導入。広大な会場を効率的に管理するための工夫が行われています。
また、万博特有の設備やシステムも多く、普段は使わないような機材を使う場面もありました。そのため、対応の可否を判断するのが難しかったり、実際の作業自体が複雑だったりと、現場ではさまざまな工夫と試行錯誤が続いていたようです。
設備管理業務は24時間体制で行われており、スタッフが交代しながら、常に各オーダーへの対応にあたっています。

ビルメンが活躍する大阪・関西万博は、10月13日まで開催されています。
一度では回りきれないほど見どころがたくさんある万博です。
ぜひご自身の目でその魅力を体感してみてください。きっと、何度でも訪れたくなるはずです。

■関連リンク
一般社団法人大阪ビルメンテナンス協会
https://obm.or.jp/