

活動報告
香川協会と鳥取県協会が災害協定締結
2024/10/17 17:00 更新
香川・鳥取県
災害時の相互応援に関する協定書を締結しました
大規模災害発生時の避難所における衛生環境を守るため、(一社)香川ビルメンテナンス協会と(一社)鳥取県ビルメンテナンス協会が災害時の相互応援に関する協定書を締結しました。
2025年5月13日、鳥取県米子市にて行われた締結式には、両県の協会会長が出席。災害発生時における避難所の清掃や消毒といった衛生管理の支援に関し、必要な資機材の提供や人員の派遣を相互に行うことが確認されました。
両県のビルメンテナンス協会では、それぞれ、地震や大雨などの災害時に自治体からの要請に応じて避難所の衛生管理を行うことにしていますが、今回の協定では、1つの県の協会だけでは自治体の要請に応えられないような大規模な災害が起こった場合、お互いに清掃や消毒に必要な資機材を提供したり、人員を派遣することが盛り込まれています。地理的に距離のある鳥取県協会と香川協会が連携することで、災害時のリスク分散が可能となり、より実効性の高い支援体制が構築されることが期待されます。
鳥取県ビルメンテナンス協会は、すでに徳島県協会とも協定を締結しており、こうした広域的な連携強化を積極的に進めています。寺本眞一会長は「協定を結ぶことで会員の防災意識が少しでも芽生えてくれればいいと思う。」と語りました。
また、香川県ビルメンテナンス協会の田中弘之会長は「南海トラフ地震が起きた場合は四国だけでは援助が間に合わない可能性がある。今後は鳥取県協会とも交流を深めて情報交換をしていきたい。」と話していました。
香川県事務局からは「今後起こりうる南海トラフ地震や豪雨などの大災害時に備え、四国四県においても災害協定は締結しておりますが、災害時にはお互いに被災県となっている可能性があり、相互応援が困難な場合も想定されます。遠隔地である鳥取県協会との災害協定締結により、この問題について、少しでもお互いの心の拠り所となれば、今回の締結には大きな意味があると感じています」とのコメントが寄せられました。
今回の取り組みは、県域を超えたビルメンテナンス協会同士の新たな防災連携のモデルケースとして、今後の地域防災に大きなヒントを与えるものとなりそうです。
なお、この災害協定締結の様子はNHK高松放送およびNHK鳥取放送局の夕刻のテレビニュースでも紹介されました。放映の内容は下記のリンクよりご覧いただけます。
(※Webでの放映の掲載は期間が限られていますので、お早めにご視聴ください。)
NHK鳥取放送局
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20250514/4040020323.html
NHK高松放送局
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20250514/8030020843.html
■関連リンク
一般社団法人 鳥取県ビルメンテナンス協会
http://www.tottori-bma.jp/
一般社団法人 香川ビルメンテナンス協会
https://www.kagawa-bma.com/