

活動報告
第14回 GB Meetingを開催しました(滋賀)
2024/10/17 17:00 更新
滋賀
第14回 GB Meeting を開催しました
(一社)滋賀ビルメンテナンス協会では4月24日(木) 、旧大津公会堂にて「第14回 GB Meeting」を開催しました。

GB Meeting とは、「より良くなっていこう(Getting Better)」を合言葉に滋賀協会が企画・定期開催している勉強会で、今回で第14回目となりました。
勉強会では、成功事例の共有や、グループディスカッション、プレゼンテーションを通じて活発な意見や情報交換と情報共有が行われています。毎回多くの参加者が集まり、今回は滋賀県だけでなく、近隣の奈良県や和歌山県、京都府、大阪府からも参加者が集まりました。
開会にあたり、(一社)滋賀ビルメンテナンス協会 安井宏之会長より「街には活気があるものの、物価高や人手不足の影響もあり、一人で考えるだけではなかなかアイディアやひらめきに繋がらない。勉強会を通じて、ビルメンテナンス業界が良い方向に進むことのできるような、ヒントを得られる場にしていく試みを続けていきたい。」とのご挨拶があり、第14回GB Meeting がスタートしました。
最初に、アイリスオーヤマ株式会社より、ロボット活用に関する情報提供が行われました。ロボットと共存しながら効率化を進めていくための取り組みや、導入における失敗例・改善策などの情報を収集し、活用することでロボット導入の際にサポートしている取り組みの紹介が多くの参加者の関心を集めました。
続いて、株式会社栄水化学 代表取締役 長村和美氏による講演『日本で一番大切にしたい会社 審査委員会特別賞を受賞した会社のスタッフはなぜやめないのか』が行われました。
長村氏は専業主婦から栄水化学へ入社後、経験を積み重ね、現在は代表取締役に就任されている、非常にパワフルな女性経営者です。受講者は一語一句たりとも聞き逃すまいと熱心に耳を傾けていました。
講演では、「従業員が辞めずに働き続けるためにはどうすればよいか」という課題に真摯に向き合い、ハード・ソフトの両面から一つずつ課題を解決してきた取り組みについてお話しをいただきました。
全従業員との面談を重ね、個々の事情を把握し、寄り添い支援することで、従業員が安心して働き続けられる環境を整備。その結果、従業員は仕事に前向きに取り組み、クレームの発生も減少したそうです。安心して働くことができているからこそ、より良いサービスの提供に繋がっているとのことでした。また、会社内で”会社のファン”を作ることで、やむを得ず退職する際にも後任者を紹介・育成してから退職する例が多いというエピソードは、参加者に大きな印象を与えました。
採用の際には面接に加えて現場見学・体験も行い、双方が納得した上で雇用を決定していること、紹介採用時にも同様のプロセスを踏んでいることが紹介されました。「長く働き続けてもらうために手間を惜しまない」姿勢に、参加者からも感銘の声が上がりました。

▲講演される長村氏
講演後には、「自社とのギャップは何か」という題材でグループディスカッションを実施しました。
ビルメンテナンス会社の社長、営業職、現場責任者、現場スタッフなど、多様な立場の方々が、従業員支援や管理業務の課題について活発に意見を交わしました。
グループディスカッション後は、各グループのまとめた考えを発表し、他グループの発表に大きく頷く姿や、真剣に耳を傾ける姿が見られました。
それぞれの抱える課題に向き合い、具体的な解決へのヒントを持ち帰る機会となったようです。



▲グループディスカッションの様子(左)、とグループ発表の様子(中)、(右)
GB Meeting 終了後には、近隣会場にて懇親会が行われました。
参加者からは
「前回から参加しているが、考え方に刺激を受け、ひらめきに繋がっている。」
「学びが多く、貴重な時間だった。」
「初参加だったが、普段は聞けない話しを聞くことができ、非常に良い経験になった。」
といった感想を聞くことができました。



▲和やかな懇親会の様子
懇親会では、業務の話しだけではなく、日常の話題でも交流が深まり、大変盛り上がりました。
今後も情報交換を通じて共にレベルアップしていく滋賀協会の皆さまの更なるご活躍が期待されます!
■関連リンク
一般社団法人 滋賀ビルメンテナンス協会
http://www.sbma-net.or.jp/