CASE99 ゴミ圧縮装置に手を挟まれ、切創!―機械設備の異常時の操作マニュアルを整備しよう―
2026/02/25 09:00

【事故エピソード】
ビル清掃員のA子さん(56歳 女性、勤務歴1年)、各フロアからダストカートで可燃ごみを回収してきて、ダストドラム(ゴミ圧縮装置)に投入しようとカートをセット、起動ボタンを押した。ところがダストドラムが上手く動かない。確認したところ下方のキャスター部にビニル紐のようなものが絡まりうまくセットされていなかったようだった。A子さん、急いで紐を取り除こうと力を入れて引っ張った。すると装置が急に動き出し、手を装置との隙間にはさまれそうになり、慌てて手を引き抜こうとしたため、手の甲を数センチ切ってしまった。A子さんはこの作業時、手袋をしておらず、骨折は免れたものの、全治2週間と診断された。
[1]多様化する機械設備、取り扱いマニュアルを整備しよう
ダストドラム(ゴミドラム)は、大型のマンションや商業施設などに設置され、投入されたゴミを内部の回転ドラムで圧縮して貯留する装置です。ごみを省スペースで保管し、自動でゴミ収集車へ排出できる便利なゴミ処理システムです。 さらに、密閉された構造により、悪臭の漏れや害虫・害獣による被害を防ぐことができ、衛生面でも効果があります。操作もさほど難しくなく、マンション居住者など誰でも取り扱うことができるものもあります。
しかし、ゴミステーションで扱う大型の設備では、事例のような事故も予想され、装置が起動しない、急停止したなど、異常時を含めた取扱いマニュアルを作成し、取扱者には操作訓練、研修を必ず行いましょう。
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