BMウーマンの休憩室 若手社員2名にインタビュー

12:00 更新

ビルメン業界に入ったばかりの若手社員は日々、仕事のどこにやりがいを感じ、悩みを持っているのか。今号は、入社2年目の女性社員2名にインタビュー。若手世代の仕事観や「こうだったらいいな」を、採用や職場の雰囲気づくりの参考にしてみませんか。

コロナ禍で新卒入社。仕事のやりがい、目標、悩みは?

「高校の修学旅行で東京に来たとき、清掃の仕事をしている人を見かけて、『日々、誰かの役に立てる仕事だな』と思ったことがこの仕事を選んだ理由です」(衛藤奈々さん)。「私も同じく、修学旅行で飛行機に乗ったときに、機内がとてもきれいなことに感動して清掃の仕事に興味を持ちました」(三上慶子さん)。
新型コロナウィルスが世界に広がり始めた2020年4月、ANAスカイビルサービスに新入社員として入社した衛藤さんと三上さん。勤務予定地は羽田空港だったが急きょ配属先が変わったり、新入社員全員で行う予定だった新人研修が同じ部署の5人だけになったりと、会社としても前例がない状況のなかでのスタートだった。現在は、それぞれ担当している施設の現清掃業務と、従業員のシフト管理を担当している。
「清掃の仕事は思った以上に体力が必要。特に定期清掃はたいへんです」(衛藤さん)「時間を意識しながら、完璧な清掃をすることに難しさをあるが、達成できたときはやりがいに繋がります」(三上さん)と、それぞれ課題を感じている。

清掃ロボットを操作する衛藤さん

そんななか、「女性が少ない部署に在籍しているので、孤立しないように、周りが気にかけてくれていると感じることもあります」(三上さん)「現場のパート従業員には女性も多いので、今後管理職が男性と女性半々になれば、より相談しやすい環境になるのではないかと思うことがあります」(衛藤さん)と、男性が多い職場環境ならではの悩みも。
「弊社は30~40代はそもそも女性社員が少なく、管理職もいないのが現状です。彼女たちが将来女性管理職となって、そうした役割を担ってくれることを期待しています」と話すのは、2人の上司である小島保さん。
「将来は管理職、といわれても、今はまったくピンときません。今はいろいろな現場を経験して、清掃のスペシャリストになりたいと思っています。去年ビルクリーニング技能士の3級を取得して、今年は2級を受験する予定です」(三上さん)「私も自分が管理する立場になることを考えるのはもっと先だと思っています。今はとにかく、与えられた仕事をしっかりこなすことに専念したいです」(衛藤さん)
コロナ禍で初めての就職。イレギュラーな状況下での就業のなかでも、「思った以上に私たちの仕事を見てくれている人がいて、『いつもありがとう』と言われるとすごくうれしい」(三上さん)「自分に任された仕事をしっかりとこなせたときは何とも言えない達成感があります」(衛藤さん)と、“仕事のおもしろさ”も感じ始めている。
仕事人として歩き始めたばかりの2人。「現場のスペシャリストになりたい」「与えられた仕事をしっかりこなしたい」という当面の目標を達成した先に、どんなビルメンウーマンに成長しているのか楽しみである。

ANAスカイビルサービス株式会社
環境衛生事業部

(左)衛藤奈々さん(右)三上慶子さん。ともに2020年度入社。仕事のリフレッシュ方法は、2人とも「休憩室で同僚とおしゃべりすること」