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2024年 年頭所感

2024/01/04 09:05
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2024年の一番の話題といえば、フランス・パリで開催される第33回夏季オリンピック・パラリンピックではないでしょうか。私個人としても、各国を代表するトップアスリートたちによって繰り広げられるであろう熱い戦いに、いまから期待に胸を膨らませています。

前回、2021年にわが国・東京でオリンピック・パラリンピックが開催されたのは、まさに新型コロナウイルス感染症のパンデミックのさなかでありました。大会の開催が2020年から1年延期されたもののウイルスの脅威は衰えず、大会を開催することにさまざまな声があったことも確かです。

そのなかで、私たちは「ビルメン事業共同企業体」を組織し、選手村のハウスキーピング業務に力を尽くしました。通常の清掃業務に加えて目に見えない未知のウイルスと戦わなければならない逆境のなか、選手に全力で競技に挑んでいただくための居住環境づくりに一丸となって取り組みました。

その努力が実り、見事にハウスキーピング業務を完遂し、オリンピック・パラリンピックの成功を支えることができました。これは、わが国・日本のビルメンテナンスだからこそ実現できた偉業であると確信していますし、私たちの誇りです。オリンピック・パラリンピックを通じて、広く国内外に「日本のビルメンテナンスのレベルの高さ」と、「いかなる状況下でも社会を支えるエッセンシャルワーカー」との理解を深めることができました。

その新型コロナウイルス感染症も、昨年5月に感染症法上の5類感染症となり、季節性インフルエンザと同様の扱いとなりました。行動規制が緩和され、インバウンドの回復が本格化し、経済活動はコロナ禍以前の活況を取り戻そうとしています。また人々からマスク姿が減り、コロナ禍の恐怖や不安が薄れつつあることも、たいへん喜ばしいことです。

しかし、新型コロナウイルスがこの世から消滅したわけではありません。人々がコロナ禍の不安から解放されつつあるのは、私たちビルメンテナンス事業者が「ウイルスは常に傍にある」という前提のもと、不断の感染制御業務に取り組んでいる成果であることに疑う余地はありません。

私は、2024年は「ポストコロナの正念場」であると認識しています。多くの人にとってコロナ禍が過去のものとなりつつある今だからからこそ、私たちビルメンテナンスは感染症の恐ろしさを決して忘れず、油断せず、その制御にあたりながら、「ポストコロナの居住環境」のスタンダードを作り上げていかなければなりません。

それを担う人材を育成するため「感染制御衛生管理士認定講習」「建築物内感染対策講習」にいっそう力を入れ、ビルメンテナンスを通じて、人々がコロナ禍以前ように安心して生活できる、そして海外の方も安心して来日いただける「ポストコロナの居住環境」を提供して参ります。


公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会
会長 佐々木 浩二