補助金・助成金情報#118
売上高100億円を目指せ!中小企業成長加速化補助金とは?
2025年3月14日(金)、中小企業庁の「中小企業成長加速化補助金」の公募要領が公表されました。
スケジュールとしては、5月8日(木)に募集開始、6月9日(月)に募集締切になるとのことです。
「成長加速化補助金」は売上高100億円超を目指す中小企業の大規模な設備投資を支援するものです。
対象者は「100億宣言」を実施した中小企業です。「100億宣言」は、売上高100億円を達成するための目標や取組について具体的な計画を策定した上で申請して、認定を受ける制度です。
この「100億宣言」を「100億宣言ポータルサイト」で公表していることが、「成長加速化補助金」の申請要件となりますが、初回公募については補助金申請と同時に申請可能とのことです。
ただし、宣言できるのは売上高10億円以上100億円未満の中小企業のみとなります。そのため、業績が悪化している企業や規模が小さい企業にはハードルが高いです。
その他、1億円以上の設備投資も申請要件となっており、億単位の出費でも問題なく経営できる企業体力が求められます。
さらに、一定の賃上げ要件も設けられており、達成できなかった場合、補助金の返還を求められるリスクがあります。
補助対象事業は「売上高100億円を達成するための取組」です。
対象経費は機械装置費、ソフトウェア費、建物費、外注費、専門家経費です。建物費、機械装置費、ソフトウェア費は単価100万円(税抜)以上でなければなりません。
上限額は5億円、補助率は1/2となります。
審査では、論理的に構築された事業戦略となっているかなどを問う「経営力」、地域の成長にどれほど貢献できるかなどを問う「波及効果」、補助事業を実施するに足る資金を確保できるかなどを問う「実現可能性」が見られ、売上高100億円を現実的に達成できるか確認されます。
また、書面審査の他に、プレゼンテーション審査も行われます。プレゼン審査は原則申請者自身が参加する必要があります。しかし、事業について金融機関の確認を得られれば、金融機関の担当者も同席可能になり、プレゼン審査の加点にもなります。
採択結果は2025年9月上旬頃を予定しています。
採択日から2カ月以内に交付申請をし、交付決定を受けてから24カ月以内が補助事業期間になるとのことです。
ものづくり補助金などと比べて申請のハードルが高いですが、最大5億円と補助額が大きいため、大型設備や工場立地などを考えているのであれば、是非チャレンジしてほしい補助金です。
尚、さらに大規模な設備投資を考えている場合は「大規模成長投資補助金」があります。
生産性向上や省力化に資する大規模投資を支援する補助金です。10億円以上の設備投資が必須要件となっていますが、最大50億円(補助率1/3)が支給されます。
また、常時使用する従業員が2,000人以下であれば、中小企業でない企業も申請可能であり、「100億宣言」をする必要もありません。
現在3次公募が3月10日(月)から実施されており、4月28日(月)締切となります。
補助上限額が大きい補助金であればあるほど、審査が厳しくなります。
10億円以上の設備投資でも「成長加速化補助金」の方が採択されやすい場合もあります。
今後検討している設備投資の内容や規模感を確認の上、その投資に見合った目的・補助額の補助金を申請することをおすすめします。
| 成長加速化補助金 | 大規模成長投資補助金 | |||
| 対象事業 | 売上高100億円達成に向けた事業 | 生産性向上・省力化のための設備投資 | ||
| 対象者 | 売上高10億円以上100億円未満の中小企業 | 常時使用する従業員2,000人以下の企業 | ||
| 申請要件 | ・1億円以上の設備投資 ・「100億宣言」の実施 | 10億円以上の設備投資 | ||
| 補助額 | 上限額5億円、補助率1/2 | 上限額50億円、補助率1/3 | ||
【記事提供:株式会社ナビット】
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