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テルウェル西日本株式会社<第1回>
一般管理業務をICT化して 人手不足、高齢化の課題解決に取り組む

2022/01/28 12:00

2022.01.28 12:00 更新

独自のシステムで管理業務を本社側に集約。現場業務の効率化に取り組む

慢性的な人手不足、高齢化は、ビルメン業界全体が抱える課題だ。そんななか、一般管理業務を極力ICT化することでその課題解決に努めている企業がある。テルウェル西日本株式会社だ。
「清掃員の人手不足や高齢化という課題への対応、そして受託事業のバックヤード業務の効率的な運営に向けて、約3年前からICTを積極的に取り入れています。具体的には現在、『清掃総合管理システム』を構築し、運用しています」(理事 総合ビルマネジメント部長 定池博之氏)

清掃総合管理システムは、主に➀従業員の勤怠管理、②清掃日報管理、③清掃資機材の要求の3つに使われている。

「弊社は、清掃員(約2000名)の半数が66才以上です。高齢の方だとシステムを使った勤怠状況を自分で入力することが不得手な方が多いため、入力画面を工夫して、かつ簡単に勤怠を入力することができるタブレットを約400カ所の清掃拠点に配備しました。これで自分が何時から何時に勤務したか、年休を取得したかなどを各自で申請できるようになりました。タブレットは9インチのタッチパネル方式で、余計な操作や入力欄などは無くしているため、高齢者の方でも使用できるよう工夫しました。また、日報についても従来は手書きでしたが、現在はシステム化することで生産性向上とペーパレス化を実現しました」(定池氏)

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