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「第40回日本環境感染学会総会・学術集会」セミナーレポート

2025年7月12日(土)、全国ビルメンテナンス協会は、医療現場における感染制御に携わる医師、看護師等が一堂に会する「第40回日本環境感染学会総会・学術集会」に参加し、医療従事者に対して清掃業界の取組みを周知することを目的とした講演会を実施しました。

本年の学術集会は「感染制御:サイエンスに高め、文化として育む」をテーマに、7月10日(木)~12日(土)の3日間にわたりパシフィコ横浜(神奈川県)にて開催され、医師・看護師をはじめとした多くの医療関係者が来場しました。

全国協会は、会期最終日となる7月12日の「スイーツセミナー」(14:10~15:10)にて講演を行いました。座長に金光啓二先生(東北大学大学院 医学系研究科 総合感染症学分野 客員教授)、演者に仲村 究先生(岩手医科大学付属病院 臨床検査医学・感染症学講座 教授)をお迎えし、医療機関の視点から貴重なご講演をいただきました。当日は300名以上の方が会場を訪れ、大盛況となりました。

本講演では、清拭による除菌効果や院内における清掃前後の菌数比較など、実際の調査結果を示しながら清掃の重要性に触れるとともに、全国協会が提供する「病院清掃受託責任者講習」や「感染制御衛生管理士(ICCC)認定講習会」、「医療関連サービスマーク制度」といった制度について、医療法で定められた委託要件や制度の構造を整理しながら、清掃事業者の委託選定に有効な制度としての認知の促進と積極的な活用が呼びかけられました。

さらに、各制度における学習プログラムや講義風景を通じて、清掃従事者がどのような内容を学び、現場で実践しているのかが提示されました。その上で、適切かつ安全な衛生管理を実現するためには、業務責任者を始めとした医療機関側も積極的な情報提供・コミュニケーションを行うことが必要であることを訴えました。

来場者からは「ICCCは初めて聞いた言葉で勉強になった。今後も新しい感染症の発生も考えられ、医療現場は常に人手不足のため、正しい知識を取得した業者に委託することは必須になってくると思う」「清掃事業者の教育は業者に任せきりでした。培養結果や針刺し事故を見ても、新たに教育する機会を持つことが早急に必要だと思いました」などの声をいただきました。

▲今回の講師にお迎えした仲村先生(写真左)と、座長をお勤めいただいた金光先生(写真右)

▲会場には300名の来場者が訪れ、多くの方に清掃業界の取組みを知っていただきました