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【スリランカ】海外人材採用ツアー報告

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全国ビルメンテナンス協会では、ビルメンテナンス業界の人手不足解消に向け、特定技能1号の合格者・予定者との現地面接・視察を通じて、外国人材採用の第一歩を後押しすることを目的に、昨年の11月に「海外人材採用ツアー」を初めて開催しました。

本ツアーは、全国協会が企画・同行し、参加を希望した会員企業の担当者が現地を訪れ、特定技能人材として日本での就労を目指す求職者と直接面接を行うとともに、日本語学校や教育現場を視察し、採用判断に必要な情報を得られる機会を提供しました。

「外国人材の採用に興味はあるけれど、正直よく分からない」
「スリランカって、どんな国?どんな人材がいるの?」

そんな疑問を持ちながら、今回は参加を見送った企業の方も多いのではないでしょうか。
スリランカ海外人材採用ツアーは、まさにそうした❝分からなさ❞を一つずつ解消していく内容でした。
今回は、現地に足を運んだ参加企業の声や視察内容をもとに、ツアーの様子をお伝えします!


初日の交流が、参加者同士の距離を縮めた

ツアーの初日は、参加者同士の交流を深めるため、世界遺産にも登録されているゴール市街を訪問。
この日はスリランカの「フルムーンの日」で、多くの企業や学校がお休み。
白い服を着て寺院に向かう人々、穏やかな空気、歴史ある街並み。
現地の「人柄と文化を知る時間」だったという声が印象的でした。
また、この時間があったからこそ参加企業同士が打ち解け、意見交換や情報共有が深まりました

▲ゴール市街地の様子

面接前に ❝国を知る❞ これが意外と大事だった

雇用面談の前には、現地コーディネーターからスリランカという国・人材の特徴について説明がありました。
 ●仏教を基盤とした穏やかな国民性
 ●他民族・多言語社会で育まれた協調性
 ●教育は基本的に無償だが、大学進学率は約6%
 ●日本語学習は仕事をしながら継続している人が多い

「のんびりしている」と言われがちな一方で、
日本のルールやスピード感に合わせる教育が重要という点も率直に共有されました。
この事前理解があったことで、面接では❝言葉の裏側❞まで含めて相手を見る視点を持つことができました。

▲コーディネーターからスリランカの文化・国民性・経済状況などの説明を受けている様子

現地面談で感じたのは「想像以上の日本語力」と「人柄」

今回の面談では、24名の求職希望者と、1次面接(グループ)・2次面接(個別)に分けて実施。
参加企業からは、
 ●日本語レベルが高い
 ●笑顔や受け答え、所作が丁寧
 ●真面目さ、真摯さが伝わる

といった評価が多く挙がりました。
「Web面接だけでは分からなかった」
「直接会ったことで、先入観が180度変わった」
という声は、複数の企業から共通して聞かれた感想です。

▲(左)1次面接の様子 (右)2次面接の様子

日本語学校で見えた ❝教育の質❞

ツアー後半では、2つの日本語学校を見学。
  ●実際の日本での生活を想定したロールプレイ
  ●面接や食事注文のシミュレーション
  ●グループワークと発表

どちらの学校でも、生徒たちは非常に熱心で、
「ここまでやっているとは思わなかった」という驚きの声が多く聞かれました。
「誰が、どのように教えているのか」
そこまで確認できたことが、採用への安心感につながったという企業もありました。

▲日本語学校の様子。にこやかに出迎えてくれました

参加者同士の意見交換会で見えた ❝本当の課題❞

意見交換会では、前向きな評価だけでなく、課題も率直に共有されました。
  ●労働時間・稼働日数の設計
  ●生活ルールを含めた生活支援
  ●コミュニケーションを支える現場体制
  ●個人任せにしない「組織としての受入れ体制」

「外国人採用は❝人❞の問題ではなく、❝仕組み❞の問題」
そんな共通認識が生まれたことも、今回のツアーの大きな成果と言えそうです。

参加企業から寄せられたメッセージ

参加企業から寄せられたメッセージをご紹介します。

「採用候補者だけでなく、誰が・どのように指導や教育をしているかまで現地で確認できたことが大きな安心材料でした。送出・教育体制の❝実像❞を把握できた点は、オンラインでは得られない成果でした。」

「現地の日本語学校を見学し、授業の質やスタッフの姿勢に触れたことで、スリランカが将来的な採用先として十分に選択肢になり得ると感じました。教育現場を直接見ることの重要性を実感しました。」

「現地で面談し、町の雰囲気や人々の所作を含めて体感したことで、外国人材受入れを会社としてどう進めるべきかが具体的に見えてきました。採用だけでなく、来日後の受入体制づくりまで考えるきっかけになりました。」

参加者の多くから、「参加してよかった」「認識が大きく変わった」といった声が寄せられました。

また、今回参加した企業のうち2社においては、実際に採用へと至ったケースも生まれています。現地で直接確認し、面談を重ねたことが採用決定につながったことは、本ツアーの大きな成果と言えるでしょう。

最後に

今回参加できなかった方にとって、少しでも現地の空気や学びが伝われば幸いです。

「気になるけど不安」
その不安こそ、現地に行くことで形を持った❝判断材料❞に変わるのかもしれません。
実際に見て、話して、感じることで、海外人材採用は❝遠い選択肢❞から自社にとっての答えへと近づくヒントになるはずです。

次回の採用ツアーでは、ぜひ❝体験する側❞として参加をお待ちしております!

【スリランカ海外人材採用ツアー 行程概要】
11月4日(火)出国 ~ 11月9日(日)帰国
11月5日(水) 参加者交流(ゴール市街観光)
11月6日(木) 採用面談 ①スリランカの説明 ②1次面接(集団) ③2次面接(個別)
11月7日(金) 日本語学校見学、意見交換会、懇親会
11月8日(土) スリランカ出国
11月9日(日) 日本帰国