ビルメンテナンス情報年鑑2026(第56回実態調査結果)
全国協会が2025年10~12月に実施した「第56回実態調査」の結果をまとめた『ビルメンテナンス情報年鑑2026』(PDF版)を公開しました。下記をクリックしてご利用ください。
第56回実態調査結果の概要
■調査概要
・調査期間: 2025年10月24日~12月5日
・調査方法: 調査票への記入と返送による郵送調査、およびインターネット調査
・調査対象: 全国協会所属会員 2,809事業所(うち本社2,382、支社・営業所等317、不明110)
・回収状況: 回収数1,060、回収率37.7%
■経営面
ビルメンテナンス業務の平均売上高は、2023年度で約18.6億円、2024年度で約19.4億円となり、2023年度から2024年度にかけての成長率は+4.7%となった(前回調査の+4.0%から0.7ポイント上昇)。
2025年度の売上高見通し(対前年度比)は、全体平均で+6.3%となった。「4%以上」が46.0%と最多。
営業利益率の全体平均(ビルメンテナンス業務以外も含む全社の営業利益率)は、2023年度は+5.3%、2024年度は+6.1%となった。

(成長率の推移)
■契約改定率
2025年度のビルメンテナンス業務の契約改定率(継続物件契約額の対前年度比増加率)は、官公庁6.2%、民間10.0%となり、ともに前回調査結果(官公庁2.7%、民間2.6%)を大きく上回った。コロナ禍前の2019年度水準をも上回り、価格転嫁が順調に進んでいることが示唆される。

(契約改定率の推移)
■賃金
30〜50歳程度の常勤従業員を中途採用で募集する時の平均賃金は、一般清掃が約22.8万円、設備管理が約27.3万円、警備が約22.5万円となった。前年度比で5〜6%台の増加となり、前回調査(1〜2%台)より上昇幅が拡大した。
パートタイマーの平均時給は、一般清掃が1,128円、警備が1,176円となり、ともに過去最高額を更新した。

(常勤従業員の中途採用募集時の平均月給の推移)

(パートタイマーの平均時給の推移)
■事業環境
ビルメンテナンス業の悩みごとは、今回も「現場従業員が集まりにくい」が88.5%で最多(2013年度以降13年連続1位)となった。上位の顔ぶれに変化はなく、「現場従業員の若返りが図りにくい」74.1%、「賃金上昇が経営を圧迫している」67.5%が続いている。
今回調査では「現場管理者が育ちにくい」(55.1%)や「専門技術者の確保が難しい」(47.1%)が前回調査より4ポイント以上上回り、現場従業員以外の人材不足も課題として重視される傾向がうかがえた。

(業務における悩みごとの推移)
■参考リンク
・歴年の実態調査の概要

