三笠宮寬仁親王妃信子殿下がご臨席
全国ビルメンテナンス協会設立60周年を慶賀する記念イベントが、賑々しく挙行された。会場となったのは、ホテルニューオータニ。都心のランドマークのひとつとして名を馳せる優雅な空間である。
第一部に当たる「設立60周年記念式典」は、中野信博全国協会副会長による開式の辞から始まった。
続いて、主催者を代表し、佐々木浩二全国協会会長が挨拶。2,800社超の会員企業と47都道府県協会から成る強固な組織へと発展した歩みを振り返り、関係者一同に対し、心からの謝意を表明した。また、70周年、100周年を見据えた業界の行く末について、「みなさまの力を結集すれば乗り越えられない課題はないと確信しています」と語った。
この式典には、全国協会の名誉総裁をお務めになる三笠宮寬仁親王妃信子殿下のご臨席を賜わった。そのおことばでは、人々の日々の暮らしを支えてきたビルメンテナンスという仕事を高く評価。その業務経験を通じて培われた絆が、より豊かな社会づくりに生かされることを願うとのメッセージをくださった。
次に、来賓代表の一人目として、上野賢一郎厚生労働大臣が挨拶。さまざまな経済状況の変化に際し、柔軟に対応してきた協会の尽力を讃えた。
もう一人の来賓代表は、ビルメンテナンス議員連盟会長を務める橋本聖子参議院議員。エッセンシャルワーカーとしての価値が見直されることを願い、今後もビルメンテナンス業界にしっかりと寄り添っていくことを表明した。
その後に行われたのは、60周年記念特別表彰の数々。感謝状の種類ごとに、各1名がその代表者として登壇し、表彰状を受け取った。
厚生労働大臣感謝状は、生活環境衛生分野と職業能力開発分野の2ジャンルにおいて、それぞれ著しい功績を残した関係者が対象。上野賢一郎厚生労働大臣より、感謝状が授けられた。厚生労働省人材開発統括官感謝状は、技能尊重の重要性を深く認識し、技能検定の振興に努めた人々が対象。宮本悦子厚生労働省人材開発統括官から表彰が行われた。
式典の様子
2名の会長経験者を特別表彰
会長感謝状は、全国協会役員等感謝状、都道府県協会会長感謝状、全国協会専門委員等感謝状、正会員感謝状、都道府県協会所属賛助会員感謝状、永年勤続職員感謝状の6カテゴリーに分かれる。各々の立場において協会への貢献を行った功労者に対し、全国協会会長が感謝状を手渡した。
それに加え、組織運営の基盤整備と業界の発展および社会的信頼の向上を目標とし、全国協会を先導し続けた2名、狩野伸弥相談役(六代会長)と一戸隆男直前会長(七代会長)にも、60周年記念式典において特別な感謝状が贈呈された。
今回、表彰を受けたのは、231名と167団体におよぶ。有為の人材や企業が全国協会の礎となっていることを、改めて認識させられた。
式典の後、隣接する会場に場所を移して開催されたのが、第二部に当たる「設立60周年記念祝賀会」。会員企業のみならず、関係省庁、関係団体などのゲストを招き、華やかなパーティーが繰り広げられた。
光が滝のごとく降り注ぐシャンデリア、そして扇がちりばめられた壁面が印象的な「芙容の間」では、このホテルが誇る多彩な料理を提供。出席者は、全国協会の60周年を寿ぎながら、美食に舌鼓を打った。
会場前方のステージでは、国会議員をはじめとする来賓たちが次々と祝辞を述べ、全国協会の重要性を強調し、その未来について激励の言葉を寄せた。
シニア世代でも踊れるダンスを披露
祝賀会におけるひとつのクライマックスが、「ビルメンSAFETY&HEALTHダンス振付コンテスト」で最優秀賞を獲得したTeam CONYXのパフォーマンス。
こちらのコンテストは、安全・安心・健康をキープして働ける身体を目指し、シニア世代のビルメンテナンス従事者でも毎日簡単に踊ることができるダンスの振付を募集したもの。全42作品の応募からトップに選ばれたのが、名古屋市にあるコニックス株式会社の従業員たちが考案した振付だった。創意工夫が凝らされながら、非常に踊りやすく構成されたダンスの披露に、客席の空気は一気にヒートアップした。
なお、60周年記念イベントの当日、出席者へのお土産として配布されたのが、能登の名産品セット。2024年の能登半島地震からの復興を支援するためのこのアイデアは、石川県ビルメンテナンス協会の浅岡大輔会長からの提案を受け、実現したものだという。全国協会の社会貢献に対する姿勢がうかがえよう。
そして、佐々木洋信全国協会副会長による中締の挨拶を経て、協会設立60周年を記念した式典および祝賀会は、盛会のうちに幕を閉じた。
この日は、全国ビルメンテナンス協会が、新しい一ページを開く節目の一日となった。






















