エコチューニング推進センター

技術者資格認定制度

1.エコチューニング技術者資格認定制度とは

「エコチューニング®」とは、低炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うことをいいます。

平成28年度から新たにエコチューニング技術者資格認定がスタートし、初年度は400名余りのエコチューニング技術者が誕生いたしました。

本資格認定制度は、エコチューニング推進センターが認定するものです。認定技術者は、エコチューニングの実践の担い手となる技術者であり、「エコチューニング技術者」の名称と「エコチューニングロゴマーク」が使用できる唯一の資格です。

さらに、認定を受けられた方は、本人の希望により資格者名簿に掲載し公開いたします。エコチューニングにより業務用等建築物の低炭素化を実現し、地球温暖化防止に貢献できる技術者を目指し、多くの方にチャレンジいただきたくご案内申し上げます。

2.エコチューニング技術者資格認定制度の運営

エコチューニング技術者資格認定制度は、エコチューニング推進センターが運営しています。

エコチューニング推進センターは、環境省が策定した「エコチューニング認定制度運営ガイドライン(第1版)」に基づき、エコチューニング認定制度を運営するための事務局であり、公募により公益社団法人全国ビルメンテナンス協会が選定されています。

3.エコチューニング技術者資格の種類

エコチューニング技術者資格認定制度には、「第一種エコチューニング技術者」と「第二種エコチューニング技術者」の2種類の資格があります。「第一種エコチューニング技術者」は平成28年度から開始された「エコチューニング事業者認定制度」において、事業者認定を受けるための必須資格として定められています。また、「第二種エコチューニング技術者」は第一種エコチューニング技術者の指導に基づき、エコチューニングを実行する現場配置の技術者として位置づけられています。

第一種エコチューニング技術者

建築物におけるエネルギーの消費実態や特性を把握した上で、設備機器・システムを効率良く運転するためのエコチューニング計画等を策定し、さらに「①計画→②実践→③効果検証→④改善」のP-D-C-Aサイクルを実践並びに指導することによって、消費されるエネルギーを削減する技術者。

第二種エコチューニング技術者

建築物におけるエコチューニング計画等に基づき、その性質を踏まえて、設備機器・システムの運転管理設定や調整を実行する技術者。

エコチューニング技術者資格の種類

4.エコチューニング技術者の資格認定を受けるためには

第一種エコチューニング技術者

エコチューニング技術者の資格認定を受けるためには、それぞれ次に示す手順にしたがって資格講習会修了試験・実技試験課題審査等を受け「合格」しなければなりません。

資格認定の有効期間は5年(認定を受けた日から5年を経過した日の属する年度の3月31日)で、認定の更新は、エコチューニング推進センターが開催する「更新講習」を受講することで更新することができます。

Step1 資格講習受講申請

・「エコチューニング技術者資格講習会受講申込書」, 「実務経験証明書」, 「所持資格等を証明する免状等(写)※ 1」, 「受講料振込票(写)」等資格講習受講申込書類一式をエコチューニング推進センターへ郵送により申し込みます。

※ 1:資格講習受講資格にかかわるもの

・資格講習受講申込書類が受理されたら、申込者本人宛に第一種エコチューニング技術者資格講習会の「受講票」と「テキスト」が送付されます。

Step2 資格講習受講・修了試験

・エコチューニング推進センターが開催する「第一種エコチューニング技術者資格講習会(3日間)」を受講し、講習会最終日に実施される「修了試験」を受けます。

Step3 修了試験結果通知

・エコチューニング推進センターより修了試験の結果及び合格者には「実技試験課題」の提出スケジュール等が申込者本人宛に郵送にて通知されます。

Step4 実技試験課題の作成、提出

・申込者が所属する企業が管理されている建築物または省エネ診断などを実施された建築物を対象として、1年間の「エコチューニング実践計画書」を作成し、エコチューニング推進センターに郵送により提出します。
・「エコチューニング実践計画書」の作成にあたり、申込者が所属する企業が管理されている建築物または省エネ診断などを実施された建築物で少なくとも過去1年間のエネルギー消費データが必要となります。
・「エコチューニング実践計画書」の作成方法は第一種エコチューニング技術者資格講習会において説明されます。

Step5 実技試験課題審査

・提出された「エコチューニング実践計画書」により実技課題が審査されます。

Step6 認定

・エコチューニング推進センターより実技試験課題審査結果及び合格者には「第一種エコチューニング技術者認定証」並びに「第一種エコチューニング技術者認定カード」が交付され、申込者本人宛に通知・送付されます。

このように、「第一種エコチューニング技術者」の資格認定を受けるためには、「修了試験(択一問題、論述問題)」と「実技試験課題審査」に合格しなければなりません。いずれかの試験・審査で不合格となった場合は、翌年度に限り「修了試験」不合格者は「修了試験(講習会受講免除)」から、「実技試験課題(旧実践課題)」不合格者は「実技試験課題(エコチューニング実践計画書)の作成」から資格認定に再挑戦することができます。

第二種エコチューニング技術者

Step1 資格講習受講申請

・「エコチューニング技術者資格講習会受講申込書」, 「所持資格等を証明する免状等(写)※ 1」, 「実務経験証明書」, 「受講料振込票(写)」等資格講習受講申込書類一式をエコチューニング推進センターへ郵送により申し込みます。

※ 1:資格講習受講資格にかかわるもの

・資格講習受講申込書類が受理されたら、申込者本人宛に第二種エコチューニング技術者資格講習会の「受講票」と「テキスト」が送付されます。

Step2 資格講習受講・修了試験

・エコチューニング推進センターが開催する「第二種エコチューニング技術者資格講習会(2日間)」を受講し、講習会最終日に実施される「修了試験」を受けます。

Step3 修了試験結果通知

・エコチューニング推進センターより修了試験の結果が申込者本人宛に郵送にて通知されます。

Step4 認定

・エコチューニング推進センターより修了試験結果通知及び合格者には「第二種エコチューニング技術者認定証」並びに「第二種エコチューニング技術者認定カード」が交付され、申込者本人宛に送付されます。

このように、「第二種エコチューニング技術者」の資格認定を受けるためには、「資格講習会」を受講し「修了試験」に合格しなければなりません。試験で不合格となった場合は、翌年度に限り「修了試験(講習会受講免除)」から資格認定に再挑戦することができます。

5.エコチューニング技術者資格認定講習の受講資格

エコチューニング技術者資格認定講習を受講するためには、それぞれ次のように受講資格が設定されています。

第一種エコチューニング技術者

次のA・Bいずれかの要件を満たしていなければなりません

A B

①技術士(建設、電気電子、機械、衛生工学)
②エネルギー管理士
③建築設備士
④電気主任技術者
⑤ボイラー技士(特級、一級)
⑥冷凍機械責任者(第一種、第二種)
⑦建築物環境衛生管理技術者
⑧1級ビル設備管理技能士
⑨設備設計一級建築士
上記のいずれかの資格を所持し、建築物のエネルギー管理に関する実務経験※が概ね1年以上であること。

第二種エコチューニング技術者資格取得後、建築物のエネルギー管理に関する実務経験が2年以上であること。

※建築物のエネルギー管理に関する実務経験とは、次の(1)~(3)のいずれかの業務に該当します。
(1)ビルの設備(電気・空調・給排水衛生設備等)の維持管理業務
(2)ビルの運営管理に関して、維持管理業務を指示、監督する業務
(3)ビルの省エネルギー等に関する診断・コンサルタント業務

第一種の実技試験について
 ※1実技試験は、エコチューニング実践計画書を作成していただきます。従って、管理されている建築物または省エネ診断などを実施された
  建築物で少なくとも過去1年間のエネルギー消費データが必要となります。
 ※2実技試験課題の様式は、下記のとおりとなります。
  【様式1】エコチューニング実践計画書(PDF)

第二種エコチューニング技術者

次のA・B・Cいずれかの要件を満たしていなければなりません

A B C

①技術士
(建設、電気電子、機械、衛生工学)
②エネルギー管理士
③建築設備士
④電気主任技術者
⑤ボイラー技士(特級、一級)
⑥冷凍機械責任者(第一種、第二種)
⑦建築物環境衛生管理技術者
⑧1級ビル設備管理技能士
⑨設備設計一級建築士
上記のいずれかの資格を所持していること。

①2級ビル設備管理技能士
②電気工事士(第一種、第二種)
③二級ボイラー技士
④第三種冷凍機械責任者
上記のいずれかの資格を所持し、ビルの設備(電気・空調・給排水衛生設備等)の維持管理業務の実務経験が1年以上であること。

ビルの設備(電気・空調・給排水衛生設備等)の維持管理業務の実務経験が3年以上であること。

また、第一種、第二種ともに実務経験年数は、資格講習受講申請受付期間の最終日現在での実務経験年数とします。

6.認定証・認定カード

1.「エコチューニング技術者」であることを証明する認定証(A4版)及び認定カードを交付いたします。
2.名刺等に「エコチューニングロゴマーク」を使用することができます。
3.希望によりエコチューニング推進センターのホームページ資格者名簿に記載し、公開いたします。

エコチューニング技術者認定証・認定カード

7.エコチューニング技術者資格認定講習の受講料等

エコチューニング技術者資格認定講習の受講料等は次のとおりです。

種別 受講料金 備考

第一種エコチューニング技術者

85,000円(消費税別)

テキスト代含む

第二種エコチューニング技術者

50,000円(消費税別)

テキスト代含む

第一種エコチューニング技術者認定更新
第二種エコチューニング技術者認定更新

15,000円(消費税別)

資格認定の有効期間(5年)の更新時の講習費用

資格講習修了試験再受験※1

5,000円(消費税別)

実践課題再審査※2

10,000円(消費税別)

認定証書再交付

5,000円(消費税別)

※1:前年度の「資格講習修了試験」に不合格となり、翌年度の「資格講習修了試験」を受験する場合に適用されます。
※2:前年度の「実践課題審査」に不合格となり、翌年度の「実践課題審査」を受ける場合に適用されます。
注:第一種エコチューニング技術者資格認定講習修了試験不合格者で、翌年度の資格認定講習修了試験から再受験する場合の「資格講習修了再受験料」及び「実践課題再審査料」は、申請時に一括納付することになります。

8.エコチューニング技術者資格認定講習のカリキュラムとテキスト

エコチューニング技術者資格認定講習は、それぞれ次のカリキュラムにより開催します。また、第一種エコチューニング技術者資格認定講習、第二種エコチューニング技術者資格認定講習ともに、テキストはエコチューニング技術を体系的に整理した専用のテキスト(発行:エコチューニング推進センター、監修: 一般社団法人 日本ビルエネルギー総合管理技術協会)を使用します。

第一種エコチューニング技術者

日程 講習科目等 テキスト

第1日(9:20~17:00)

◇講習会に関する説明事項

①エコチューニング事業

エコチューニング総論

②受変電及び動力設備

エコチューニング
総合管理手法(Ⅰ)
ー基礎編ー

③電力の動力変換装置

④コ-ジェネレーション

⑤再生可能エネルギー・新エネルギー

⑥照明設備

⑦空調設備

⑧省エネルギーと自動制御

⑨BEMSとエネルギー管理

⑩冷凍・冷蔵設備

⑪衛生設備

第2日(9:00~17:00)

⑫昇降設備

⑬ビルのエネルギー管理手法

⑭熱源設備(チューニング手法)

エコチューニング
総合管理手法(Ⅱ)
ー実践編ー

⑮空調設備(チューニング手法)

⑯電気設備(チューニング手法)

⑰照明設備(チューニング手法)

⑱給排水衛生設備(チューニング手法)

⑲建築設備・その他(チューニング手法)

第3日(9:00~12:10)

◇実技試験についての説明

◇修了試験(択一問題)(論述問題)

※カリキュラムは、変更になる場合があります。

第二種エコチューニング技術者

日程 講習科目等 テキスト

第1日(9:20~17:00)

◇講習会に関する説明事項

①エコチューニング事業

エコチューニング総論

②エネルギー管理の基礎知識

エコチューニング
総合管理手法(Ⅰ)
ー基礎編ー

③電気理論

④熱機関の動作原理

⑤冷凍機関係

⑥空気調和

⑦自動制御

第2日(9:00~17:00)

⑧熱源設備(チューニング手法)

エコチューニング
総合管理手法(Ⅱ)
ー実践編ー

⑨空調設備(チューニング手法)

⑩電気設備(チューニング手法)

⑪照明設備(チューニング手法)

⑫給排水衛生設備(チューニング手法)

⑬建築設備・その他(チューニング手法)

◇修了試験(択一問題)

※カリキュラムは、変更になる場合があります。

9.エコチューニング技術者資格認定の抹消

エコチューニング技術者資格の認定を受けても、次のいずれかに該当した場合は、その認定が抹消されることがあります。

1.禁錮以上の刑に処せられたとき。
2.関係法規に違反し、罰金の刑に処せられたとき。
3.虚偽または不正の事実に基づいて認定を受けたことが判明したとき。
4.名義貸し転貸の事実が判明したとき。
5.認定者がその業務に関し不誠実な行為をしたとき。

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