FAQ一問一答 カテゴリー

清掃資機材に関するQ&A

 

全国ビルメンテナンス協会では、日本フロアーポリッシュ工業会(JFPA)と連絡会議を設置し、会員の皆様から多く寄せられた清掃資機材に関する質問を、Q&A形式で紹介しています。ぜひ業務にお役立て下さい。

このQ&Aは、随時追加して参りますので、清掃資機材に関するお困りごと、ご意見がございましたら、ぜひ全国ビルメンテナンス協会までお寄せください。

 

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(1) 機 械


Q.01 ポリッシャーや掃除機の機械のコードが長く、作業者・建物利用者ともに躓きますが、よい方法はないですか?
A.01 コードに絡んだり躓いたりは、作業するうえでは危険要素です。改善方法としては、
●利用者(歩行者)に対しては、工場内や通路でのコードの保護を目的としたコードプロテクターなどを利用する方法も有ります。また延長ケーブルなどを用いて長い距離で使用すると、電圧降下でマシンの性能が低下する恐れがありますので、指定コード長での使用をお勧めします。
●作業者に関しては、マシンにポールを立て、コードを垂らし足元からコードを離す方法があります。他にはコードレスポリッシャー(バッテリー式)を使用する方法もあります。
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Q.02 掃除機から排出される粉塵濃度を教えてください。また、普通の掃除機とヘパフィルター掃除機の差はどのくらいありますか?
A.02 ●掃除機から排出される粉塵濃度は、それぞれの機種によって異なるため、一定の数値で限定することはできません。それは集塵フィルターから漏れ出るダスト粉塵と、モーターから出るカーボンブラシ粉塵が、それぞれ機種や使用頻度によって異なるからです(粉塵濃度=粉塵粒子が1㎥当たり含まれる質量・容量。単位=mg/㎥)。
●普通、掃除機の排気性能は、粉塵ダスト・微粒子の捕集効率(除去率)で表されます。一般の家庭用掃除機の微粒子捕集効率は約90~95%ですが、病院やク リーンルームで使用される高性能タイプのへパフィルター仕様機は、0.3μmの微粒子も99.97%の除去率を有し、それより高性能タイプのウルパフィル ター仕様機は、99.9995%の除去率を有します。
●普通の掃除機とヘパフィルター掃除機の差は、普通の掃除機は目に見える粗ゴミ・糸クズ・人毛・粉塵・ホコリ・家ダニ等々は吸塵除去しますが、ヘパフィルター仕様機は、それ以上に、目に見えないホコリ、気管支ぜん息を引き起こすような微細なホコ リ(家ダニの糞・0.3μmのホコリ・細菌)まで吸塵除去する性能を有しており、この差は非常に大きいとしています。
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Q.03 掃除機から排出される粉塵は、どのように舞い上がるのですか?
A.03 ●普通の掃除機では、排気によって粉塵が舞い上がります。一度舞い上がった粉塵は、浮遊粉塵として人の移動による風によって空気中に浮遊します。
●浮遊粉塵のほとんどは、人が活動を停止し、空気の移動がなくなった時点から約3時間から4時間かけて、床にゆっくりと落屑します。理想的な掃除機による除塵の時間帯は、人の寝静まった早朝4時頃が良いとされていますが、掃除機音がうるさく、そのような時間にはできないのが現状です。
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Q.04 掃除機の吸引力の低下と騒音は関係がありますか?
A.04 関係があります。掃除機のフィルターやホース管棒等が目詰まった場合、ブロアーモーターまでの間において空気の吸入がなく、全閉状態(真空に近い状態)になるため、 吸引力が低下し、モーター音が高くなります。モーターは仕事をしていないため、電流は減少しますが、吸い込み空気による冷却効果が損なわれますので、早めの点検をお勧めします。
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Q.05 機械は、どの程度の耐用年数があると考えていいのですか?
A.05 ●清掃用機械については、耐用年数省令に具体的記載がありません。また、平成20年度税制改正において、耐用年数の見直しが行われています。
●機械及び装置については、その設備がどの業種用の設備に該当するかにより判定することになります。一企業の例を挙げれば、手押し式清掃用機械は、省令別表第一(電気冷蔵庫、電気洗濯機その他これらに類する電気又はガス機器)に類するものとして、耐用年数6年としています。
● 自走式、搭乗式清掃用機械は、税制改正前は(旧)別表第二334(ブルドーザー、パワーショベルその他の自走式作業用機械設備)耐用年数5年としていましたが、現在は具体的記載がありませんので、別表第二の新旧対照表に従い、別表第二30総合工事業用設備に該当するものとして耐用年数6年としています。
●経理処理される場合は、必ず管轄の税務署にご確認ください。
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Q.06 機械の充電式バッテリーの寿命とリサイクルの方法を教えてください。
A.06 ●自動車用バッテリーはエンジンで充電しながら働きますが、清掃機のバッテリーはサイクルバッテリーと呼ばれ、充電と放電を繰り返して使用するものです。このバッテリーには、蒸留水の供給を必要とする液式バッテリーと、蒸留水を必要としないメンテナンスフリーバッテリーがあります。それぞれの寿命は異なっており、液式バッテリーの寿命は充電回数が約500回、メンテフリータイプは約300回と言われています。
●リサイクルの方法は、バッテリーメーカーが購入先の大手取扱い店を拠点に巡回して回収しています。また、別途リサイクル業者がバッテリーを回収して他国に運び、リサイクル品として安価に国内販売することがありますが、リサイクル品は寿命が非常に短く、品質についてメーカーが保証できないのが現状です。バッテリーは個々のマシンでの専用指定がありますので、専用バッテリーの使用をお勧めします。

 

 

(2) 器 具


Q.07 モップ保管時の雑菌の付着データを教えてください。
A.07 モップの汚れ、水分、保管温度湿度などにより大きく変わるため、一概にはお答えできません。地下の倉庫など換気が悪い場所では、雑菌が繁殖するという報告が あります。一般的な答えになりますが、使用後は、早めに洗浄、脱水し、完全に乾燥して保管していただくことをお勧めします。

 


(3) 洗剤・ワックス


Q.08 ポリッシャーの研磨作業によるワックス粉の健康被害はありますか?
A.08 ワックス皮膜自体は、アクリル樹脂主体で、通常の作業環境であれば、大きな影響は無いと考えられます。
バフィング作業時には、床上の土砂、汚れおよび埃なども舞い上がる可能性があるので、必ず事前にダスタークロスで除塵を行ってください。また、バフ機も粉塵が最小限になるように、適正なメンテナンスをお願いします。
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Q.09 ワックス塗布後の臭気が人体に与える影響はありますか?
A.09 ワックス塗布時に空気中に出てくる揮発成分の中には、代表的なものにアンモニア、アルコール、香料などがありますが、これらは、厚生労働省のシックハウス指定物質ではありませんので、通常の使用において人体に与える影響は、一般的には低いと考えられます。
しかし個人差があり、化学物質に過敏な方もいますので、十分な換気を行ってください。
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Q.10 ワックス塗布後の適正な換気量を教えてください。
A.10 最低限、ワックスが乾燥してから1回以上、その場の空気が入れ替わるようにご配慮ください。
エアコンが稼動しているだけでは、中の空気が回っているだけの場合もあります。窓を開けたり、外気導入にすることにより、外の空気と入れ替わるようにしてください。
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Q.11 ワックス成分表の入手方法を教えてください。
A.11 ワックス製品には、製品ごとにそれぞれ「製品安全データシート(MSDS)」が用意されています。
製品に記載された連絡先、または購入されたお店にご依頼ください。
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Q.12 素人(オーナー)に分かりやすく、ワックス成分を説明してください。
A.12 ワックスは、床表面に樹脂(プラスチック)の薄い膜を作るものです。
主成分は、その皮膜になるアクリル樹脂であって、そのほかに助剤として、ヒールマークを付き難くするもの、皮膜ができやすくするもの、均一に塗りやすくするもの、などが含まれています。
日本フロアーポリッシュ工業会(JFPA)のホームページでも分かりやすく説明しておりますので、ご参照下さい。
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Q.13 ワックスの黄変・白化の対策はありますか?
A.13 黄変:
●洗浄・はく離後に洗剤分を残さない。
●ワックス塗布前の洗浄は、汚れを十分に除去する。
●厚い塗り重ねを避ける。
●皮膜の着色が少ないワックスを選択する。
白化:
●水分、アルコール、などが落ちる場所にはマットを敷くなどして保護する。
●水分、アルコール、などが落ちてしまった場合には、すぐに拭き取る。
●より白化しにくいワックスを選択する。
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Q.14 気温が低いときにワックスを上手に塗布する方法を教えてください。
A.14 (一般的には、5℃以下の気温で塗布することは避けてください)
●ワックスの液温も低くなると仕上がりに影響が出るので、塗布まで暖かいところに置いておく。
●厚塗りは、乾燥が悪くなるので、かすれない程度に薄めに塗布する。
●塗布枚数を欲張らない。
●スプレーバフでの光沢復元も検討する。
●ワックスの仕上がりに影響することを説明し、可能な限り空調を入れていただく。
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Q.15 使用期限が切れた洗剤は、どのように廃棄すればよいですか?
A.15 ●直接に川や海などの、公共水域につながるところには絶対に流さない。
●下水道や浄化槽に流れる場合は、管理者と相談して判断する。
●組成が不明な場合や、大量な場合は、産業廃棄物業者に委託する。
●メーカーが分かっている場合は、メーカーに相談する。

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